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マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマがどんなものか説明するドクター マイコプラズマ肺炎は「マイコプラズマ」という病原微生物が、人の体に侵入して起きる肺炎です。
主な感染経路は、「マイコプラズマ肺炎にかかっている人の咳やくしゃみに接触する」といった風邪と同じようなルートで、人から人へと感染する病気です。
マイコプラズマの菌に感染してから発症するまでの潜伏期間は、2週間から3週間とされています。
主に子供がかかる病気ではありますが、若い人や高齢者など幅広い人がかかる病気ですので注意が必要な病気です。
マイコプラズマ肺炎が発症すると、大半は最初に38度以上の高熱に加え頭痛が起こります。
そのあと乾いた咳から痰がらみの咳へと変わりつつ、咳が出るという症状が長く続くことが多くみられます。
喉の炎症が酷くなると、時には咳に血が混じることもあります。
また、マイコプラズマ肺炎の症状の出る強さにも個人差があります。
発症すると咳が長く続き、また風邪と似ていることが多いため、その間に感染が広がってしまうことが多い病ですので注意が必要です。

今と昔でマイコプラズマ肺炎は違う?進化している?

抗生物質に耐性のある菌が出てきている様子を表すイラスト

昔は、マイコプラズマ肺炎は4年に1度のペースで流行すると病気と認識されていました。
昔は夏のオリンピックが開催される年と流行する時期が重なっていたので「オリンピック熱」、「オリンピック病」という呼び名で呼ばれていたこともあるのがマイコプラズマ肺炎です。
しかし、2000年を過ぎた頃から毎年のように小さな流行がみられるようになり、4年に1度という流行のペースが乱れていることが事実です。
最近では1年を通しての発症が報告されています。
マイコプラズマ肺炎は特に秋口から冬にかけての時期に流行することが多くなっています。
これは風邪が流行する時期とほぼ同じです。
冬にかけて空気が乾燥して、マイコプラズマに含まれる水分も蒸発し空気中を漂いやすくなることと、人の体温が下がって免疫力が低下することなどが、流行が多くなる主な要因とされています。
また、一般的に処方される抗生物質に耐性のあるマイコプラズマ菌も登場しています。
いつもの風邪と症状が違うなと思ったら、自分の為にも感染を広げないためにも、しっかりとした治療を行うことが大切です。

マイコプラズマ肺炎は癖になる?繰り返し発症する確率

マイコプラズマ肺炎は感染系の病気です。
感染系の病気というと、インフルエンザをイメージする方が多いかもしれませんね。
そして、インフルエンザのような予防接種があるのでは?と期待したくなりますが、現時点では残念ながらマイコプラズマ肺炎に対する予防接種は存在しません。
また、1度かかったら免疫がつくという病気でもありませんので、症状は違っても何度も感染する可能性があります。
個人の免疫力や生活スタイルなどによっては癖になりやすく、マイコプラズマ肺炎がきっかけで気管支炎などの他の病気を併発してしまう方もいます。
マイコプラズマ肺炎になり合併症を引き起こす、そんな辛いことにならない為にも、予防接種がないということを踏まえ、感染予防をすることが1番大切でしょう。
普通の風邪の場合と同じように、身近に感染した人がいるのであれば極力近寄らないようにし、会う際にはマスクをしたりしましょう。
マイコプラズマ肺炎に感染している可能性を考えて、咳が出ている人はマスクをするという配慮もとても大切なエチケットです。

マイコプラズマ肺炎になると肺以外の器官に影響する?

マイコプラズマが原因で下痢になってしまい腹部を抑える女性

マイコプラズマ肺炎にかかっても、症状が軽く数日で回復してしまう人もいます。
一方、症状が重く長引く人のなかには、マイコプラズマ肺炎が原因で気管支喘息発作のような呼吸器に影響を受けてしまい、呼吸困難の症状を起こしてしまう人もいます。
咳が酷く喉の炎症が酷いのがマイコプラズマ肺炎の特徴の1つです。
炎症反応が原因で筋肉痛や関節痛、下痢や嘔吐などの症状が出る人もいるようです。
人によって症状の種類も程度もそれぞれ異なってきます。
子供だけでなく10代から30代の若者と言われる部類の方にも感染します。
若者というと、学校や職場などの比較的狭い空間で、長時間行動を他者一緒にすることが多い世代です。
人がたくさん集まる場所での感染を防ぐためには、繰り返しになりますが、ひとりひとりが手洗いやうがいなどの基本的な予防方法を実践すること、感染が疑われる人はすぐに医療機関を受診することが大切です。
重い症状で苦しんでしまう人が出ないように、暖かい季節も注意が必要ですが、寒い季節に向かっていく時期には、特に注意するようにしましょう。

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